人気者な君へ8の御題(御題配布元様:again you)



――互いが大好きな恋人たちの、気持ちを確かめ合う、意地っ張りである種のらぶカップルの、ベッドの上での一風景。




1.オレだけでいいだろう?(From Ren)

「キョーコちゃん。」
「・・・・・はい?」
「最近、仲がいい俳優ががいるんだって噂、聞いた。」
「あの、あ、相手役なのでっ・・・台詞回しとか、い、色々・・・?」
「へぇ・・・・・・・・・オレだって、教えてあげられるけど。」
「えぇっ・・・。でもそれはお仕事でっ。最近、不機嫌だったのは、そんなのが理由ですか?」
「君に怒っているわけじゃないよ・・・。・・・・・オレたちの事を知らないおしゃべり好きなスタッフがオレにね。『京子ちゃん、最近すごく可愛くなったじゃない。アレ、Wさんのせいなんだってもっぱらの噂なんだよ。最近二人で一緒に楽屋に籠って・・・って。ね、敦賀君同じ事務所でしょ?どうなの?そうなんだよね?』・・・・・・だって。」
「えぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜!!!!何ですかっ、それっ!!!!!」




2.ムガムチュウ、情けないほど。(From Kyoko)

「違います、違いますっ!!!全然っ・・・・!!!!
「火の無いところに煙は立たない・・・・んじゃないかな?」
「お仕事一緒にするのに、女の人だけって訳には行きませんっ!!!!」
「そうだね。」
「私が誰を好きなのかは、敦賀さんが一番知ってるじゃないですかっ・・・・///。それにっ・・・・敦賀さんだって、とってもとっても仲がいい人いるでしょう?噂、私も聞きましたっ・・・・。」
「誰の事を言っているの?何の噂?」
「いえ・・・週刊誌なんかではなくって・・・ホラ、最近映画のプロモーションで一緒になる事が多い・・・」
「あぁ・・・Tさん?」
「・・・・・////。」




3.鈍感にも程があるだろう?(From Ren)

「なんで?」
「いえ、もっぱらの噂でっ・・・・。ホラ、今回の映画の内容っ・・・・///。」
「あぁ・・・あんなの、演技じゃないか。君が心配するような事じゃないよ?」
「でもっ・・・・。」
「でも?」
「だって・・・。」
「だって・・・・?」
「・・・・そのっ・・・あの・・・っ・・・・。」
「・・・もう、言葉が話せなくなった人魚みたいだよ・・・くすくす。」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「怒ってないってば。聞いてあげるから言ってごらん?お嬢さん。」

――ぎゅっ。

「敦賀さん・・・・。」
「うん?」
「好きです。」
「うん。」
「・・・・・優しい所がとても好きで、たまに嫌いです。」
「なんで?」




4.自分専用笑顔(From Kyoko)


「だって、敦賀さん、Tさんに、演技ではなくて・・・プロモーション時に・・・・すごく優しい笑顔を見せていました・・・・・。」
「・・・・・・・・?」
「ホラ、無自覚っ・・・・。いつも敦賀さんが笑顔を作るときは無自覚なんですっ。誰にでも優しいからっ・・・・。」
「・・・・・・・・・・。」
「あんな優しい笑顔・・・・他に見せたりするからっ・・・・。」
「心配になったの?」

――こくり。

「よしよし・・・・。」


――なでなで。


「敦賀さんのばかっ・・・・・・・。」
「実はこっそり拗ねてたんだ?」




5.争奪戦(From Ren&Kyoko)

「・・・・普段、私がどれだけ苦労していると思っているんですかっ!!」
「何に?」
「敦賀さんを好きでいる事にっ!!!!」
「ねぇ、それってオレは喜んでいいの?」
「もうっ・・・・。少しは人の苦労を知ればいいんだわ。」
「それはオレの台詞じゃないのかな?」
「なんでですかっ。」
「オレが今君の中で、君が昔一番好きだった彼と同じ位深い位置に、いると思う?」
「・・・・・アイツは・・・敦賀さんのいる位置とは全然違います。一緒になんてしませんっ。一緒になんて、できないっ・・・。」

――ぎゅう。


「すき・・・。」




6.他の誰かにとられる前に。(From Ren)


――ちぅ・・・・。

――・・・すりすり。

――・・・・・なでなで。

――・・・・・・・・・・ぎゅう。


「・・・・・落ち着いた?」
「・・・・・はい・・・・。でも・・・・・・・・。」




7.依存症(From Kyoko)

「でも?」
「でも・・・もし、いつか、お別れする事になったら、きっと・・・また、恋なんてしたくなくなります。それは、同じ。」
「そうかな・・・。」
「そして、きっと、もう、敦賀さんより好きな人なんて、現れないんです。だから、いつも、いつでも心配です。敦賀さんが誰かに優しくするだけで心配で、あの優しい笑顔を誰にも見せちゃいや、って・・・・。」
「君を他の誰かに渡すなんて、君を誰か他の男が、なんて考えるだけで・・・・オレはおかしくなりそうなのに?」
「敦賀さんが居なくなったら、私、もう、ダメになってしまいそうなのは、目に見えているんです。あんなに辛いのは、アイツだけで十分って・・・こうして好きになりすぎるのは良くないって分かっているのに・・・・こうしてずっと腕の中で、甘えていたくなってしまうんです。アイツのいた位置よりも、ずっと深く、深く、敦賀さんが私の中に、いるんです。何にも代え難くて、大事すぎて・・・。」
「・・・泣かなくてもいいのに・・・・。」
「だって、敦賀さん、ずっと不機嫌だったから・・・それで・・・他の女優さんとの噂を聞いて、あの・・・優しい笑顔で・・・・。『あぁ、もうその日が来たんだ』って・・・・・。」


――ぐすっ・・・・。



8.一位の座?必要ないよ、そんなもの。(From Ren)


「・・・・・・・・どうして、オレが不機嫌になったと思ってる?何も言えない自分が嫌なんだって分かってる?あの話を聞かされて、オレが君を綺麗にしてあげられているんだって・・・半分嬉しく思っているのに・・・・・。周りの言葉なんて信じない、君に聞くまではって・・・思うのに・・・・ダメなんだ、君の事になると判断力がとたんに鈍る。冷静でいられなくなる。いっそのこと君を、もうこの部屋に閉じ込めて、鎖にでも繋いでおきたいぐらいだよ。」
「・・・・・・怖いです、それは。」
「くすくす・・・・・・それが独占欲というものだって、人に言われた。そんな感情はね、君で初めて覚えたんだよ?」
「私は・・・愛されたいって・・・敦賀さんで初めて覚えたんです・・・・。」
「キョーコちゃん・・・」
「敦賀さん、あのね?」
「なに?」
「ずっと、繋ぎとめて、私を引っ張っていってくださいね?」
「・・・・くすくす・・・・。」





――以下いつもどおり延々xxxxxな風景希望。







2007.03.26


先日懐かしいファイルを発見した後、御題サイト様がまだ残っていたので、せっかくだからお題をやってみた。元々、なんて二人に当てはまる御題なんだ・・・と思って選んだ為に、普段の我が家の彼らと何ら変わらない風景になってしまった。。その上大変きょーこさんが乙女。蓮依存症なキョーコさんを私が大変好きなだけなんだが・・・コレは魔法の国シリーズではないのだ。なわけで・・・・トップに更新載せずにこっそりと更新してみる・・・。気付いて下さった方へのオマケ☆ココまで読んでくださってありがとでした。