魔法の国のきょこさん@Guess How Much I Love you.



――蓮様に「コレぐらい」と言われては、全然敵わないキョーコさん。蓮様の頭の上から下ろしてもらうと、どうしたらいいだろう?と、うーん・・・・と首をひねります。


『そうだ、敦賀さんに魔法をかけちゃえばいいんだ〜♪』

ぽんっ・・・と手を叩き、キョーコさんは大変いい事を考えたと、目を輝かせました。



「えいっ☆」



――ぽんっ☆



魔法使い見習いのキョーコさんは、師匠である蓮様に魔法をかけました。


「・・・・・何をする・・・・・。」


でも、キョーコさんが考えた「小さな敦賀さん☆」は、背が小さな蓮様ではなく、なぜか子供のような蓮様になりました。見た目は蓮様3歳ぐらいです。服はもちろんぶかぶか。靴もずいぶんと大きいし、何より、綺麗な蓮様の黒髪が、とても綺麗でさらさらした金色になりました。


「つっ・・・・敦賀さん・・・・・???」

「キョーコちゃん・・・・。君は一体何の魔法をかけてくれた・・・・?」

「あ、アレ???オカシーナー・・・・。」

「全く君らしい・・・・。」


――見た目は三歳の蓮様も、言う事は25歳の大きな蓮様と変らない口調です。


ふぅ〜と息をついた蓮様は、自分の様子を見て取って、キョーコさんが一体何を考えて魔法を使ったか大体わかりました。

「『小さいオレ』の・・・・魔法、取り違えたね?」
「・・・・ハイ、多分・・・・(T0T) ・・・・ごっゴメンなさい〜〜〜〜!!だって・・・敦賀さん大きいから、どんなに体中使ってすきって言っても敵わないんですもん〜〜〜〜。。。>_<。。。」


もう一度、ふぅ・・・・と息をついた蓮様は、非常に無表情になり、キョーコさんに背を向けました。


――もちろん、蓮様が今どういう状態なのか、そこの乙女な貴女はわかりますよね(笑)?


「しょうがないな・・・・また君に戻してもらえるまでこの姿でいるとしよう。」
「ホントですかっ♪」
「しょうがないからね。」
「じゃあ、私を元の大きさに戻してくださいっ☆」
「・・・・・い、いいけど・・・・・。」


キョーコさんは満面の笑みで蓮様に迫り、その勢いに負けて、元の大きさに戻す魔法をかけてあげました。


――ぽんっ☆



「子供の敦賀さんっ・・・・・か・・・可愛いですっ・・・・・!!!!」


キョーコさんは目をウルウル輝かせて、ダボダボな洋服にくるまれた小さな蓮様を抱き上げて、思わず頬ずりしました。

「コラ・・・。」
「敦賀さん、可愛いっ!!」


蓮様が止めようとしても、小さな子供の力ではキョーコさんには敵わず、頬ずりしておでこにちゅうをされ、蓮様は大人しくなりました。


「小さい敦賀さんもすきっ・・・・☆」


キョーコさんはまるで自分のお人形のように嬉しそうにぎゅっと抱えて、満面の笑みで、蓮様を抱えて遊び、一緒にお昼を食べて、そして木陰で一休みする事にしました。

「キョーコちゃん、ココでいつもみたくお昼寝しちゃダメだよ。もう帰らないと。元に戻して?」
「えーっ!!やですっ。敦賀さん、可愛いもん!!!」
「わかった・・・わかったよ・・・。また小さくしていいから・・・・。日が暮れる前に帰らないと危ないから、ね?」
「えーっと・・・・んーと・・・・。」


優秀な魔法使い見習いのキョーコさん。なのに、今日に限って一体どうやって蓮様に魔法をかけたのか思い出せません。


「まさか、思い出せないっていうんじゃ・・・。」
「んと・・・その・・・・。」
「・・・・・そうなんだね?」
「・・・・・ハイ・・・・。」


三歳のふっくらとしたキュートな顔で「ふぅ〜」と溜息をつかれても、結局可愛いままで、キョーコさんはそのまま蓮様を抱えて帰る事にしました。


帰る途中で蓮様付きの秘書の倖一さんに会い、「可愛いお人形を抱えているね。」と言ってもらえたキョーコさんは、ますますご機嫌です。

「えへへ・・・v」


失敗した魔法にもかかわらず、とてもキューティハニーな笑顔で蓮様に微笑みかけ、「敦賀さん、可愛いって言ってもらえましたね」と言いました。蓮様が思わず顔を背けると、頬にはキョーコさんの柔らかな肌の感触がしました。ぴきん・・・・☆と固まったまま、まさに人形のように動かなくなりました。


「へぇ〜・・・・相変わらずお前はそんな趣味なのか。」


木の上から聞こえた声は、キョーコさんの幼馴染で昔の思いの彼、ショータローがいました。

「む。」

ぷいっ・・・と顔を背けて、ぎゅっと蓮様を抱え直します。

「お前好きだったもんなぁ〜金色の髪の人形なんてボロボロになるまで可愛がってたし・・・・それとか金色の髪の主人公の本とかさ〜。」
「そうよっ。」
「オレの髪も金色だけどなあ〜。」
「あんたと一緒にしないで〜〜〜〜。」


――ぽんっ☆



蓮様は、じっとショータローの事を見つめて、そして、ちょっとだけ子供っぽい悪戯をして、ショータローの髪の色を染める前に戻す魔法をかけました。金色の髪が好きと言うショータローに、ちょっとだけしっとしたからです。キョーコさんが「すき」と言うのはホンモノだけでいいと蓮様は思いました。


当然のことながら、変えられた事を当の本人は気付いていません。 ショータローの髪の色が変った事に気付いたキョーコさんは、蓮様の顔を見ました。ぷいっと、顔をそむけた蓮様に、キョーコさんはくすくす笑うと、ショータローにもご機嫌に「じゃあね。」と言って、蓮様のおうちに向かいました。







えーい☆気が向くまで続いてしまえ☆




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2007.01.30 blog UP
2007.02.06 追記・移動。


コーンより小さな生まれたてちび蓮。それはそれは可愛いに違いない…vv本誌で見てみたい〜!とかとかとか・・・・思ったのだよね。見られるかわかんないから書いてみた・・・v

私の書く設定だといつも蓮様25歳なのは・・・察してください(笑)。