魔法の国のキョーコさん@キョーコさん的恋愛レッスン



――キョーコさんが結婚してすぐの頃のお話。
――まだまだ抱き締めるだけで大変初々しい反応をするキョーコさんを可愛く思った蓮様は、(おもしろそうなので)、キョーコさんに「恋愛とは何?」と教示を願いました。
――蓮様から初めて「教えて欲しい」と言われたので、キョーコさんは何だか誇らしげで、とても嬉しそうです。


「では敦賀さんに、私が恋愛のいろはを教えてあげます。」
「君が?オレに?」
「はいっ☆」
「へぇ・・・?何を教えてくれるのかな。」


やや、含みをもたせた笑いをした蓮様。
当然キョーコさんはムキになります。


「いいですかっ。恋愛はですね、愛が重要です。」
「・・・・・・・・。」


「それで、相手を好きで、相手が自分を好きでいてくれたら成就します。」
「・・・・・・・・。」


「まずは、目が合って幸せ。それから、声を聞けたら幸せ。そのうち、その幸せが欲しくて、毎日会いたくなります。」
「へぇ・・・?」


「でも会うと、恥ずかしくて、くすぐったくて、ドキドキして、心臓が変になります。コレが恋の予感!」
「・・・・・・・(ぶくくっ)・・・・・・・。」


「いま、心の中で笑いましたね?」
「いや?」


「間のステップが一気に飛んでしまいましたが、恋愛が進むと、そのうち、相手が何を考えているかも大体分かるようになります。」
「・・・・・・・・・。」


「そして、ご飯を食べたり、眠ったり、一緒にお出かけしたりするのが、その人「が」一番いいと思うようになります。」
「まぁね・・・・。」


「初めて同意してくれました!」
「その後は・・・・?」


「その後は、今まで以上にずっと傍にいて、仲良しになります。」
「・・・・・・・・・そうだね。」


「そして、結婚します。」
「もう結婚?」


「はい☆」
「いや、もっと・・・プロセスがあるだろう・・・・?」


「だって!!!私、敦賀さんを大好きだと思う前には、もう結婚していました。他に何の順番があるんですかっ。」
「ん・・・・?じゃあ、今まで語ってくれた恋愛論は・・・・誰との話を話してくれたのかな・・・・?オレを大好きになる前には確かに急に結婚をしただろうけどね。誰と一緒に眠ったって・・・?オレ?それとも・・・・まさかオレと結婚する時に、泣く泣く別れた恋人がいたとかいうんじゃないだろうね・・・?」



「あ、あの・・・今は大好きですよ・・・??(い、いやぁぁぁぁぁ・・・・こわいっ・・・・・・・・)」

ふるふるふる・・・・と高速回転で顔を振るキョーコさんに、蓮様は仕方なく、許してあげる事にしました。


「・・・・・・・・・仲良くなって、その後はどうするの。」
「だから、結婚します。」


「仲良くなっても結婚しない人もいるよ?」
「えぇっ・・・・だって・・・私はすぐに結婚だったから・・・・・。」


「ふふ・・・・。それ以上の恋愛論は・・・・オレから教えてあげようか・・・・・・・・。まずはね、こうして抱き締めるだろ?」
「はい・・・・・。」


「それから、こうして、口付けて・・・・・。」
「ん〜〜〜〜っ・・・・。」


「・・・・それからね、こうして抱えてあげて・・・・ベッドに行く?。」
「つ、敦賀さんっ・・・・・・・。」


「何かな。」
「ぐ、具体的な事はっ・・・・あのっ・・・・恋愛論には関係なくて・・・っ、」


「学ぶには正しい例示が無きゃダメだろ?君も魔法を覚えるときに唱えたらどうなるか例示を読むだろう・・・?」
「そ、それとコレとはっ・・・。」


「オレの恋愛レッスン受けてみる?」
「い、い、いいいいいいいです・・・・。(な、なんでそんなに至近距離でぇぇぇぇ・・・・)」


「君はオレの奥さん。オレは君と毎日目を合わせたいし、一緒にご飯を食べたいし、一緒に眠りたい。それからね、一緒に恋愛もしたい。恋愛の愛し合うプロセスも君の恋愛辞書に付け加えてくれないかな?」
「そそそそそ、そんなむむむずかしいプ、プロセスっ・・・・わわわわわたしにはあのっ・・・・・・。」


「くすくすくす・・・・・。大丈夫、簡単だよ。オレの腕の中にいればそれでいいんだから。」
「・・・・・・?」


「キスして、抱き締めあって、好きだと言って、眠る。それだけだよ。」
「・・・・・・・(ホントに・・・?)・・・・・。」


「ホントだよ。」
「な、何も言ってませんっ・・・・・・。」


「一緒にいると、考えている事も分かるようになるんだろう?」
「むむっ・・・・・・。」


「まぁ、その間に色々な恋愛模様はあるけどね・・・まぁ、そのプロセスは追々教えてあげるから・・・。まずは二人で恋愛を楽しまないとね。」
「恋愛は楽しむもの、なんでしょうか・・・・?」


「成就したら物語のようにめでたしめでたし、おしまい、じゃないだろう?その後もしっかりと、二人で楽しまないとね。」
「じゃあやっぱり、一緒に楽しむなら敦賀さんとがいいです。」
「オレも君とならかなり楽しめそうだよ・・・・。」
「いっぱい楽しみましょう!」
「・・・・気合を入れる事でもないけどね・・・まあ・・・いいか・・・一緒に沢山楽しもう。」
「うふふ。」


にっこり、笑ったご機嫌なキョーコさんを優しく抱き締めて、蓮様は結婚数日にして、ようやく恋愛レッスンの第一歩目を終えたのでした。



おしまいv








2007.07.04


舞い込んできた小ねたを起こしてみました・・・v(^^;。