魔法の国のキョーコさん@秘密の宝箱を開けるの巻☆




「ねぇ敦賀さん、お城の入り口には、大きくて綺麗な箱がありますけど・・・・あれは一体どんな使い方をするものなのですか?あそこへ何かを入れると王様へ届くって聞いて、一度だけ王様にお手紙をした事があります。」

「あぁ・・・単にみんなの意見が書かれた紙が入っているんだよ・・・・。橋が壊れたから直してくれとか、こんな野菜が欲しいとか・・・取るに足らないものから、目を覆いたくなるようなものまでね。王はそれを読んで国の魔法を使う優先順位を考える。」

「えっそうなんですかっ・・・その為の箱だったんですかっ・・・・!?わ、私・・・・以前・・・・・「王様へ。妖精の森にも遊びに来て下さいね?妖精さんと私が歓迎します。清めの泉で清めると魔法が上手になりますよ。」って・・・・王様へのお手紙用のポストだと思ってお手紙を書いた事があるんですっ。そうしたら、しばらくしたのちお返事が郵便鳥から届きました。そこに書いてあったのは、「キョーコへ。数年前、お前は知らないだろうが、こっそりと息子が数日世話になった。礼にコレを送る。」って書いてあって・・・・一緒にプレゼントを贈って下さったんですっ。王様の息子さんと私、いつお会いしたんでしょう、ってずっと疑問に思っていました。」




「・・・・・・・(彼女に何をしてくれたんだ・・・父王・・・)」



「ほら☆」




――・・・・・・・・・・・!!!!!





キョーコさんが大切にしている宝箱中から、一つ宝石で飾られたとても綺麗な箱を取り出し、蓮様に開けて、中を見せました。



「私がちいさいときに数日会った、妖精の国の王様の息子さんの‘コーン’にあまりにそっくりの絵だったので、もう嬉しくて嬉しくて、大事にしまって、私だけの秘密の宝物にしていたんです!!!ちゃんと王様の印が額に彫られているので本物ですっ♪うふふ☆」


中には肖像画が一つ。

油絵の具で描かれた、コーンさんの絵が入っていました。



「あ・・・・あの・・・・・それ・・・(王よ・・・(内心赤面の無表情))。」

「どうしたんですか?敦賀さんっ☆可愛いでしょう?」

「・・・・(可愛いも何も・・・・・・)」

「うふふ・・・☆あとから王様に『本当』を聞きました。私が唯一持っている・・・小さい頃のお写真代わり、なんです・・・・私の、一生の宝物です。」


にこっと、屈託の無い笑顔を見せたキョーコさんに、蓮様は一瞬、目を見開いて、言葉を失いました。そして、きょーこさんを抱きしめました。


「実はコレを持っている事は・・・王様と私の二人の秘密ってお約束だったので、本当は敦賀さんには内緒だったんですっ。でも、もう教えちゃいます☆でも、秘密のお話は内緒です・・・うふふっ。敦賀さんって本当に王様に愛されているんですねっ。」

「・・・・・・(王め・・・彼女に一体何を吹き込んだんだ・・・)。そうだ・・・・それを描いてくれた絵描きさんに今度二人の肖像画を描いてもらおう。ね?」

「はいっ☆ぜひお部屋にこの絵と並べて飾りましょう!!」

「いや・・・王室に飾って見てもらおうよ。」

「いえ!!!だって、二人で一緒の絵、私もずっとみたいです。」

「じゃあ・・・たくさん描いて貰おう。一枚は、二人の今の絵を。もう一枚は、魔法をかけあって、二人で小さくなろう。出逢った頃の年齢に戻って、泉で描いて貰うっていうのはどうかな?二人で遊んだ、清めの泉でね。」

「それがいいですっ☆☆☆コーンと私の絵!!!」


るるるるん、とキョーコさんは嬉しそうに鼻歌を歌いながら、久しぶりに取り出した大事な絵を、嬉しそうに飾りました☆



その晩、蓮様がキョーコさんのかけた魔法で小さくなったのは、言うまでもない事です。



おしまい☆☆☆




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2007.06.01(UP)
2007.06.11(再録)


初めて行ったアンケートのお礼用でした。お答え下さった皆様本当にありがとうございました。上のきょこさんではありませんが、全て印刷しましたので、ファイリングして私の大事な宝物にします。

お礼ですし答えてくださった方だけと思い、当初再録する事はしないでおこうと思っていたのですが、お答え下さった方の方からご希望を頂いたので再録してみました。一生お蔵入りせずに飾れて、本当にありがたや〜〜〜vコレも読み捨てられず一つの品として扱って貰えてとても嬉しかったです。らぶv