【Daydream16.5 -After The Lights-】








部屋に着くとすぐに彼はソファに荷物を置き、私をソファに座らせると、抱きしめられた。


「待ってた。」

「飛行機のチケットも、今日の公演のあんな素敵な席も、何もかもありがとうございます。」

「来てくれて、嬉しい。」

「いえ…呼んで下さって、嬉しい…です。」


「キョーコちゃん…。」

「敦賀さん…今日のピアノ…本当に嬉しかった…。」

「ん…マエストロが気に入ってくれたんだ…あの楽譜…。アンコールの長さには丁度いいだろうって…。」

「ウソ・・っ・・・・・は・・・・・・・ぁん・・・・。」



ゆっくりとドレスのジッパーを下げるのと同時に、敦賀さんの指が、背中を這った。ぞくぞくぞく・・・と背中が弓のように張る。

不意に漏れた吐息を敦賀さんは舌を絡ませて、唇で埋めた。

肩紐に指を入れて下げて、私の腕を片方引き抜くと、敦賀さんの唇は、私の首もとの紅い斑点に、降りた。ちう・・・と強く舐めて吸う。ふっ・・・・と詰めた吐息が漏れる。


髪に指を通して、梳く。付いていた花を丁寧に取って、テーブルに置き、私に向き合うと、まぶたに耳に、唇に・・・余すところなく丁寧に口づけ始めた。ひくり、と肌が反応する。


「キョーコちゃん、可愛い・・・。」
「っ・・・敦賀さん・・・。」







私の身体を大事に愛しむ敦賀さんの舌が、私の頭をおかしくする。脳が溶ける。敦賀さんが耳元で発する卑猥な言葉を受け入れてしまう。


優しい指に、唇に、身体が反応する。


「まって…つるが、さんっ…。」
「蓮・・・にして・・・。」
「れんっ・・・・まって・・・おねがい・・・。」
「キョーコちゃん・・・?」
「ベッドに・・・。」
「くすくす・・・。」


ベッドに横たえられると同時にベッドの淵に立った敦賀さんは、私の足先を持って膝を折り、私の足の甲にそっと口付けた。

口唇を付けたまま、視線だけこちらに促して目を合わせる。

「や・・・・。」

耳の先からつま先まで、真っ赤になる。
どうしようもなく恥かしいそれを、分かったように、敦賀さんは愉しむ・・・。


「ベッドに、移動したよ・・・?・・・お姫様・・・?」



にっと笑う敦賀さんは、夜の帝王で、皇帝そのもの・・・。誰も敵わない。


徐々に足の付け根に向かって這うその唇。敦賀さんの優しい言葉と囁き。そして、公演の熱から冷めない敦賀さんの強く火照った身体に、私の身体も反応して昂る。


敦賀さんの肌を指で追うと、綺麗な筋肉がひくり、と反応した。私の指に反応するその様が心地よくて何度も試すと、敦賀さんは、「キョーコちゃん・・・そんなに余裕があるならもっとキツクするよ・・・?」と囁かれた。首を振ろうと振るまいと、敦賀さんの思うとおりになる。



何度も達し、その果ての真夜中、無意識に快楽の涙が溢れ、敦賀さんの唇がそれを優しく受け止めてくれた。





























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2006.11.27

Special Thanks to Shiho kitaura

皇帝話はいかがでしたでしょうか?(苦笑)。
サイト内で出来るところまでですが・・・。
ようやく絵までたどり着きました。志帆さん本当にありがとう!