ほっとした瞬間に出る、二人のヒミツ。





ヒミツなふたり




「ハンバーグ、本当に美味しかったですね!今日、一緒に来られて良かったですっ。」
「うん、良かったよね、ホント。」



敦賀さんと京子ちゃんが向かい合って、互いににこり、と笑った。


「はい、オッケーです〜。お疲れ様でーす。」



きらきらのイルミネーションと、照明、反射板。全てがきらきらしている中、その中で更に芸能人らしくきらきらしている二人は、ほっと一息ついたのか、「お疲れさまでした」と言い合って、にこり、と笑っていた。



隠れ家デート特集でウチのお店を撮るといって、たまたま彼らが起用されたらしい。クリスマス前後に放映と言うコトで、店内が全てクリスマス仕様で、赤に緑にイルミネーションできらきら。おめかしした京子と、敦賀蓮が窓際の席で向かい合ってご飯を食べていた。


私は単なるバイトのシフトが合ったというだけで、彼らにサーブ係になっていたらしい。なんていうか・・・普段からそうだけど、ここってお店だけど半展望台、眺めがいい上、他席と視線が合わないから濃いデートの場所にされるのよ・・・。


指輪ケースをおもむろに出す人もいれば、口説く人もいる。下はホテルだしね。人のデートなんて見ても面白くもなんとも無いんだけど・・・・敦賀蓮が来るからいいか、ぐらいな感じでオーナーにOKをした。私は京子ちゃんの5歩うしろに控えて、料理の進み具合を見守っていた。少し遠いけど敦賀さんの顔が正面から見えるからいいかって思いながら、立っていて。



敦賀さんはTVで見るよりも本当に背が大きくて整った小さな顔をしている。その表情は収録中、京子ちゃんを見ては終始穏やかな笑顔を浮かべていた。紳士だというのは本当らしい。今、収録終わっても、変わらずに京子ちゃんとにこやかに会話をしている。あの笑顔は収録専用では無いらしい。



そして京子ちゃんは目の前の食事をもう少し食べたいと言っている。芸能人なのに、よく食べるわ・・・・。敦賀さんはそれをまたにこやかに見つめて、「ここ確かに外の景色いいよね」と言って指差した。



「目の前のあれ、都庁ですよね!」
「へぇ・・・・?」

「都庁知らないんですか?知事さんにだってこの間番組で会ってたじゃないですか。」
「でも実際には行った事ないからね。」

「そうでしょうけど・・・。こういうトコでご飯食べたりとかすれば。」
「そういう最上さんはあるんだ?」

「番組で、ですけどね。」
「番組だけ?」

「それこそ敦賀さんだって!!」
「食事だけならココじゃなくても沢山あるし・・・このホテル使うぐらいなら部屋に帰るからね・・・。」

「あ・・・・そうですね・・・。」



仲がいいのね、この二人。でも・・・敦賀さんって彼女いないのかしら?それとも外でデートなんて出来ないから、部屋に帰るのかしら。



「あ、そっか、しかも敦賀さんのお部屋、こんなトコ来なくたっていいですもんね。毎日ココで食事しているようなもんです。」
「ははっ、まぁね・・・。」



・・・・・・?
ちょっと待ってよ。
なんで京子ちゃんが敦賀さんの部屋を知ってるのかしら・・・・?




「そうそう、せっかく今日の収録があったから。」
「?」
「もう年末年始、お互い忙しいし会わないだろうからさ。今日ウチに寄っていって。」
「はぁ・・・?」
「クリスマスプレゼントと成人のお祝い買ってある。」
「???」
「ね?」



・・・・・・・・・!!!!!




つ、敦賀蓮が・・・・なんだかしらないけど、ビミョーに京子ちゃんを口説いてる〜〜〜〜〜???(>△<)




ちょっとぉ・・・・周りの人は誰も気付かなかったのかしら・・・・・?
敦賀蓮のマネージャーさんも気付いてないのかしら?



も、もしかして気付いたの私だけ・・・・????
み、見てない、聞いてない。見てない、聞いてない・・・・・。
敦賀さん、内緒にしておきますからっ・・・・!!!



っていうか。京子ちゃん・・・口説かれている事に気付いてない・・・・|||。生返事するだけなんて・・・・敦賀さんが・・・・ちょっと憐れに思えてきたわ・・・・。だって、あの噂無し敦賀さんがプレゼント買ってあるって・・・。それに部屋に寄らないと渡せないものってなに?敦賀さんが買うプレゼントって一体何を買ってあるの??



「敦賀さん、あのぅ・・・・。」
「なに?」
「これ、私からのクリスマスプレゼントでっ・・・・。」
「え・・・・?」
「いえっ、大したものじゃないんですけどっ・・・私もせっかくなので。」


あら、京子ちゃんも敦賀さんにプレゼント用意してたなんて・・・・相思相愛なのかしら?今後の報道がすんごく気になるんですけど。もしこの二人が付き合ったら、私、目撃証言しちゃう。


「ありがとう・・・。」
「いえ・・・もらって貰えてよかったです・・・・。」




な、何そのありえないぐらいの優しい笑顔は・・・・・。敦賀さん、それはもし京子ちゃんを何とも思ってないとしても、女の子にはキツイと思います・・・・。ほら、京子ちゃんも固まってる・・・。共演者キラーらしいという噂も確かなのね・・・・・。




なんか、ホントに隠れデートみたい。京子ちゃんも本物はすごく可愛いし、敦賀さんの意外な顔見られたし。世間の彼らの数々の噂も本物らしいし。




・・・・・・・・・・まさかまだ収録中じゃないよね?
私がドッキリなんて事無いよね?


できることなら、京子ちゃんがあげたプレゼント敦賀さんココで開けないかしら。それに・・・敦賀さんが用意したプレゼントって何なのよ?


でも私、今日シフト入っていてホント良かった♪


















2006.05.17



今回はイロイロと二人のヒミツです(^^)。でも本誌でハタチまで付き合ってなかったら何巻ぐらいまでいくでしょうね(笑)。



それからコレは某様の二十歳のお祝いに捧げますv
お誕生日おめでとうございましたっ(^^)。
ハタチっていうだけでなんかいいですよね!
某様的視点にしてみたらこんな感じになりました。
時期はお誕生日時期じゃなくてすみません(・・;。何となく。
こんなんでも、少しでもお仕事楽しくなってもらえるといいです。
また蓮キョ風デート現場見たら脳内で彼らに置き換えてあげて下さいね(笑)。
ネタはバイト風景と言うコトで、そのまま似たような状況でv
(フィクションです。事実・各種関係団体とは関係ありません(笑)。)